今日、3月3日はひな祭りですね。
連載でランタサルミログハウスの八ヶ岳シリーズをご紹介していますが、今回は「ひな祭り」というタイトルで韮崎市のU様のお宅をご紹介させていただきます。
まずはひな祭りにちなみまして、おひな様の飾られた和室です。
ログハウスの中の「和」のスペース。
一面の壁だけを珪藻土の塗り壁にしました。
ここは、奥様のおもてなしのスペースにもなりますので、優しい色合いにしました。
優しい色のなかでお子さんたちの成長を感じられますね。
U様のお宅にはもう一つ小さな「和」があります。
奥様の実家を解体した時に保管しておいたものを今回の建物で再利用しました。
築150年ともいわれる建物の欄間ですが、新たな活躍の場所は家事室の風通しをよくするために利用されました。
吹き抜けのリビングです。
大きな空間ですが、地熱利用の土壌蓄熱暖房サーマスラブ採用で「全館1室」というコンセプトで作られています。
総重量30トンの木材が温まることで柔らかい輻射熱で過ごすことができます。
エアコンやファンヒーターのように、風も動かさず、臭いや音もない、全館輻射による暖房です。
木に囲まれた、休息感を味わっていただきたいと思います。
補助暖房として薪ストーブを設置しています。
木の家には薪ストーブはよく似合いますね。
主暖房がしっかりしていると薪ストーブは楽しめます。
南面ウッドデッキにかかる深い軒も強化ガラスの屋根のおかげで明るさを確保しています。
ダイニングキッチンです。
気持ちの良い朝の光がたっぷり入るダイニングになりました。
タイル貼りの床にオーダーメイドのアイランド型キッチンを採用しました。
サーマスラブの床暖房のおかげで水廻りにタイルを使いやすくなりました。
きれいなステンドグラスも生活を楽しませてくれますね。
キッチン、パントリー、ユーティリティーにトイレ、浴室と、余裕をもってスペースを作り、家事動線を動きやすくしました。
人工大理石の一体型ツインボールの洗面化粧台もオーダーメイドです。
水廻りでは、洗濯機や冷蔵庫を表に出さないように気を配るだけで、すっきりとして美しく見えます。
ちなみに天井に見えている白いものは・・天井から物干し竿が降りてきます。とても使い勝手が良いそうです。
玄関も600角の大判タイルを使用して、余裕をもってスペースを確保しました。
アクセントに大理石の モザイクタイルなども採用して、楽しまれております。
シューズクローゼットもたっぷりと確保しました。
と、いうわけでひな祭りにちなみまして、韮崎市のU様のお宅を紹介させていただきました。
15年前にハウスメーカーで建てた家が寒くて「暖かいうちに住みたい」という思いで建て替えられたログハウスです。
家族で過ごす、尊い時間を、快適にすごしていただきたいと思います。
Photo by Tarou Hayasaki