山梨の空、パリの空 の続き

昨年の9月に、

「山梨の空、パリの空」

「山梨の空、パリの空 その2」

「翻訳こんにゃく」

「山梨の空、パリの空へ 編」

と、4回のブログで、書家の金森江仙先生が、うちのために書いてくださった「空」という作品を紹介させていただきました。

金森先生は帰国後、すぐにうちに作品を送ってくださったのですが、うちのほうで額の製作に時間がかかってしまい、

ご報告は、年も明けて今頃になってしまいました。

失礼しました。

 

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パリでの展示の様子です。

うちの事務所からの景色や施工写真に写る空がとても印象的だったということで「空」という字を書いてくださいました。

 

 

 

どんな感じの額がいいのだろう?・・・

と、考えていましたが、「書」は和紙に書かれているので建築関係の私としては、

「障子の組子(格子)のイメージにしたらどんな感じだろう・・」

ということで、建具屋さんに図面を渡して、オーダーメイドで製作してもらいました。

 

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仕上がりはこんな感じです。

格子の中に「書」を入れて、周りは和紙で飾りをつける作戦に出ました。

 

 

で、周りには「書」にあった和紙を探しに行きます。

白州から車で1時間くらいの中富町というところに「和紙の里」、という和紙づくりを体験したり、和紙の製品を販売しているところがあります。

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和紙の里の売店です。

いっぱいありますね~。

ありすぎて、迷ってしまいますが、楽しみです。

 

 

 

 

 

 

たくさんの和紙の中から青と白のグラデーションのきれいな和紙を選びました。

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金森先生は「空」と一緒に「桜」という作品も送ってくださったので・・

 

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「桜」には、薄いピンク色の和紙を選びました。

 

 

 

 

 

 

で、完成した作品はこちらです。

まずは一緒に送ってくださった「桜」です。

白州の森の景色を映してみました。

 

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冬枯れの雪景色を映していますが、冬の厳しさよりも春を待つ事の楽しさを感じさせてくれます。

 

 

 

 

 

 

で、無事にパリからお帰りのうちの「空」ちゃんはこんな感じになりました。

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笑うような、舞うような・・

山梨の空の下、「もっと大胆に墨を落とし、筆を運んでみてもいいんだよ。」と言ってくれているようです。

このような自分にも挑戦してみたいと思います。

 

 

 

 

と、いうわけで、大変時間がかかってしまいましたが、金森先生に書いていただいた、うちの「空」ちゃんは無事にパリの空から山梨の空へ戻ってまいりました。

というご報告でした。

 

金森先生、素敵な作品をありがとうございました!

 

 

今回この「書」を書いてくださった金森江仙 先生の個展が山梨県北杜市小淵沢町でも予定されています。

場所 山梨県北杜市小淵沢町 「ギャルリー アビアント」

日程 平成25年8月30日~9月16日 

また、近くなったら紹介させていただきますね。