20日の木曜日、韮崎市のランタサルミログハウスU様のお宅が完成し、無事にお引き渡しとなりました。
工事期間中を通してお天気に恵まれたU様のお宅を象徴するようなお天気にお引き渡しです。
強化ガラスを屋根材とした明るい玄関ポーチです。
季節風をよける壁にはステンドガラスを入れて温かみのある空間です。
ご家族の日常やゲストを暖かくお迎えする玄関になりました。
リビングです。
補助暖房として薪ストーブを設置しました。
炎を眺めながらゆっくりと過ごせる天井の高いリビングです。
独立した吹き抜けのリビングスペースです。
子供たちの部屋とのつながりもあり、開口の向こう側は明るいダイニングキッチンになっています。
ダイニングを含め、水廻りはタイルの床を採用しました。
U様のお宅では地熱を利用した土壌蓄熱式暖房「サーマスラブ」を主暖房としています。
これのおかげでタイルの床も採用しやすくなりました。
基礎を作る前の工程で地面の上にヒーターパネルを敷きつめます。
地面にもともとある地熱を利用しながら基礎のコンクリートに熱を蓄える構造で、深夜の5時間のみの通電で家中を24時間暖めてくれます。
暖めたコンクリートの保温力を保つため、断熱型枠を使用した一体打ちのベタ基礎を採用しています。
基礎の両側を断熱材ではさみ、土間部分のコンクリートと立ち上がり部分のコンクリートが同時打設できるため打継(うちつぎ)の無い強い基礎が出来上がります。
立ち上がりと土間コンクリートの同時打設状況です。
続きましては、リビングとつながる小上がりの和室です。
90センチ角の縁無し畳を採用し、奥様の生け花おもてなしスペースは一面を珪藻土の壁としました。
優しいピンクの珪藻土と畳のスペースです。
北欧照明のレクリントのペンダントですが、「和」のスペースにも良く合います。
薪ストーブはバーモントキャスティングスを選択しました。
ダイニングキッチンはアイランド型のオーダーメイドキッチンです。
この建物の随所で使用されている濃紺をベースに配色しました。
北欧照明のルイスポールセンPH5はやっぱり木の家によく似合います。
選べば必ず空間のグレードを上げてくれる間違いのない選択ですね。
レクリントと同じで自然素材によく合う照明だと思います。
奥様のパントリースペースもオーダーでキャビネットを作ってもらいました。
冷蔵庫もパントリー内に入れて目立たないようにしますが、熱気がこもらないように欄間を設けました。
この欄間、実は奥様のご実家(築100年以上)の解体時に外して保管しておいたものを再利用しました。
奥様も暮らした旧家の欄間がパントリーの欄間として復活しました。
こちらも「和」のものですがログハウスにもよく合っています。
それにしてもうまくおさまりました。
吹き抜けのリビングも木の空間で心地よいです。
床材はメープルの無垢材、階段は濃紺と白の工場塗装の階段材です。
断熱構造はウレタンの吹付けを採用して、気密シートを貼った上から仕上げの板を貼る構造になっています。
気密性と断熱性を上げることで木材の持つ人にやさしい性能を最大限に利用することができます。
お子さんたちの部屋にはアルミ梯子を使って上るグルニエも設けました。
こういう隠れたスペースは男の子たちは好きそうですね。
完成に合わせて、目に見える部分の美しさと完成後は隠れてしまう部分の強さや性能も合わせて紹介させていただきました。
太い構造材と、これでもかと言わんばかりの大型の金物で構造材は補強されています。
心地よく暮らしていただけるように最新の技術を採用した住宅地に建つランタサルミログハウス。
安全と安心、その仕上がりと構造を大まかにご紹介しましたが、ビニールクロスやサイディング、アルミサッシが中心の家では無く、
「この家は無垢の木で出来ている」っていうのがやっぱり何よりも格好いいところですかね。
というわけで韮崎市のU様ご家族のランタサルミログハウスは無事に完成、お引き渡しとなりました。
完成おめでとうございます。
工事中のご夫妻の配慮やお気遣いには心から感謝しております。
ありがとうございました。
U様のご主人がよく言われる
「こういう家があることを知らなければ選択することもできないから、ぜひ見て、感じてほしい」
とのお言葉に甘えて、お引き渡し後の年明け2月頃に内覧会を計画させていただいております。
ランタサルミログハウスの性能を体感してみたい方はお楽しみに!!