贈り物?

今年は寒さの出足が例年に比べて早い気がしますね。

先週の土曜日の朝、ここ白州の森ではうっすらと雪が積もっていました。

 

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我が家のサンタクロースもいよいよ、やる気モードです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスマスまでの数週間、新しい出会いや再会、耳よりなお話なんかを「まさかサンタの贈り物?」と勘違いしてみるのも楽しいかもしれませんね。

 今日はうちのサンタの袋の中身を一つ、二つ。。

 

まずは、今朝のお話です。

朝起きて、外を眺めると5~6頭のシカの団体が家の前を歩いていました。(家の前をシカ!?の団体!?)

カメラを用意して戻ったところ、最後の一頭だけがこっちを向いて、立ち止まってくれていました。

 

 

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クリスマスツリーの横にあるYの字になった木の間にいるのが分かるでしょうか?

クリスマスツリーと野生のシカのツーショットが撮れる人はなかなかいないのでは・・

 

 

 

そんな山の中に事務所があるって

「ワイルドだろー」・・・

って感じで、この事務所も世間並みのワイルドな年末を迎えております。(笑)

 

続きましては、土曜日の夜、山梨県木造住宅協会の忘年会でのお話。

設立時からのメンバーとして参加し、4年目を向かえる山梨県木造住宅協会ですが、今年度から社団法人化をして、ますますの社会貢献をしていこうとしています。

そんな忘年会で、お隣に座った女性の設計士さんと埼玉県にある木材のプレカット工場から参加したウッディーコイケさんの方との会話です。

 

コイケさん  「木材は断熱材として非常に優れた素材で12センチ角の木を120℃の室温の中に入れると材木の中心が120℃になるのに3日もかかる断熱性を持ってるんですよ」

という、材木に関わる人間には興味深い話。

 

私が高性能なログハウスを手掛けているという話の中で、

 

設計士さん  「私も何年か前にログハウスを借りて7年間くらい住んだことがあるんだけど、冬は寒くて寒くて・・、冬になると壁の間から明かりが漏れてすきま風が入ってくるの・・・」と。

「優れた素材なのに寒い?」

あらためて、木材に関する両極端の話を一緒に耳にすると面白いですね。

そんな、お話の中で、うちで取り組んでいるログハウスの断熱化と気密化のお話をしました。

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内・外断熱型枠を使用したベタ基礎の一体打ち工法を採用した基礎工事です。

 

 

 

 

 

 

 

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高断熱のウレタン吹付け断熱と気密シートの施工状況です。

 

 

 

 

 

 

時々、「ログハウスは断熱や気密をやりすぎないほうが良い」という、まことしやかな声が聞こえてきますが、せっかく優れた断熱性能をもった木材でも設計士さんの経験した隙間の空いたログハウスではその力を発揮することができません。

私のところではログハウスの高性能化に取り組んでいますが、「やりすぎないほうが良い」どころか「やればやるほどいいところが発揮されるやりがいのある素材」と感じています。

温まるのに時間のかかる断熱性、一度温まると冷めにくい蓄熱性、閉ざされた空間の湿度を調節することが出来る調湿効果、人の心に安らぎを与えるリラックス効果などは、そのどれもがビニールクロスなどには無い木材が持っているいいところですが、施工をしっかりやればやるほど、それぞれの力を発揮してくれると感じています。(もちろん計画的な換気も含めて)

やりすぎてもすぎなくても、その素材は「同じ性能を持っている」というところが私にとってはあたりまえだけど面白い話でした。

偶然、宴会の席で同席したお二人から聞いた貴重なお話。

これは、「まさかのサンタの贈り物か?」

クリスマスまでの数週間、ってな感じの勘違いでも、あらたな気づきや、小さな楽しい事を指折り数えてみるのもいいかもしれません。

 

身の回りに「以外とあるね!」と、たくさん数えられるといいですね。。  

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ちょっとアップです。