完成から間もなく1年が経過する北杜市大泉町のT様のランタサルミ・ログハウスにうかがって土壌蓄熱式暖房サーマスラブの感想や1年間の電気代などを見せていただきました。
昨年の2月末がお引き渡しだったのでちょうど1年が経過したところです。
で、1年間を通してのランニングコストが気になるところだったのですが、ほぼ、当初設計通りといいますか、想定通りの金額でした。
リタイヤ後のご夫婦2人での生活でオール電化で月平均11,500円くらいでした。
夏場エアコン不使用、冬場は24時間の全館暖房での冷暖房光熱費すべての金額の平均です。
寒冷地では冬場の配管の凍結防止用ヒーター代だけでも1万円近くかかってしまうのでそれを考えるとすごく安い電気代です。
もちろんオール電化なので灯油代もガス代もかかりませんし、基本的に24時間暖房なので補助暖房としての薪ストーブの薪代もわずかな金額ということでした。
ログハウスという木の家の性質と土壌蓄熱という発想で深夜の5時間のみ通電の暖房器の相性の良さの結果です。
電気代が12,000円以内ということになると日照時間の長い八ヶ岳南麓エリアで太陽光発電の4kwを設置すればゼロエネルギーが見えてきます。
寒冷地のログハウスで1年間を通して温度差の少ない快適な環境でゼロエネルギー住宅の可能性が見えてきました。
ログハウスの場合、ともすれば厳しい冬に耐えながらドラム缶の風呂に入り、光熱費をおさえるゼロエネルギー化もあり?
かもしれませんが、24時間蓄熱暖房の採用で北側に配した水廻りも温度差が無く、冬場に廊下やトイレに行くときも不快さを感じない「快適そのもの」なログハウスでのゼロエネルギー化です。
「齢をとってから暮らすにはいいね、楽だよ。」
T様ご主人の感想です。
灯油を入れたりすることもないので手間がかからず、場所をとらないのもいいところです。
木の家の調湿効果で夏も涼しい。
と、いうことで快適な住まいのゼロエネルギー化やエネルギーの自給を真面目に考えていくうえで太陽光利用は欠かせない存在になってきました。
太陽光発電につきましては各社それぞれの特性を持っています。
どうも日本では、
太陽熱・光利用=電話勧誘
と、いう妙な図式が出来上がってしまっているようですが、真面目にエネルギー自給をご検討の方は、お住まいの立地条件や住宅の性能にあわせて最適なシステムをご提案させていただきますので、お気軽にご相談くださいね。
ログハウスでのゼロエネルギー化と太陽光発電のお話でした。