薪と月の明かり

やるやると言われながら実行されなかった東京電力による計画停電が昨夜はじめて北杜市白州町でも実施されました。

6時40分からということで早めにお風呂と食事を済ませてましたが停電にならないので「今日も中止かな?」と油断した数分後に「フッー」って感じで電気が消えました。

理解はしているもののいざ真っ暗になってしまうと思わず「マジでやりやがったな」・・と

思った瞬間、暗闇から薪ストーブの炎が浮かび上がります。

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明るく、温かく、そして静かです。

しばらくするとそこへ吹き抜けの天窓から月明かりが射し込みました。

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ハイテクな生活は確かに便利で生活に豊かさを与えてくれますが何かしらのローテクな下支えが生活というか人間にはもう少し必要なのかもしれません。

千年ももっと前から見続けてきた明かりだけを見ながら不安というよりはむしろほっとするという言葉のほうが似合う停電の夜でした。