「終(つい)の棲家」の手前の素敵な時間

9月は、雨が多かったですね。

雨も必要なんでしょうけど、やっぱり晴れると気持ちが良いですね。

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久しぶりの晴天の朝、モーニングウオークでの景色です。

南アルプス・甲斐駒ヶ岳の上にきれいな月が出ていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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東からは朝陽が昇ります。

今の季節の日の出は茅が岳から。中央のところに、優しく見えるピークが金峰山です。

 

 

 

 

 

稲刈りも終わり、秋の景色になりました。

四季を通して、美しい景色を楽しむことが出来る場所ですね。

そんな景色を、都会から移り住み、楽しんで暮らしていた、うちの近所のS様ご夫妻が、高齢を理由に、住まいを離れることになりました。

うちの家から100mくらい離れたところですが、ここに住み始めてから25年くらいでしょうか。

趣味の絵や、森の暮らしを楽しみながらの生活でしたが、高齢になって、車の運転のことや、身体のことを考えると、ここで暮らし続けるのは、現実的ではないということで、元気なうちに転居されました。

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小さな家とアトリエです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別荘や移住のための住まいづくりをしてると、「終の棲家」という言葉を、時々聞きますが、現実的には、終の棲家の一歩手前の住まいという事なんでしょうね。

S様も、この土地を気に入って暮らされて、十分に楽しまれたかと思います。

仕事や子育てを勤め上げた後に、好きな場所で、好きなことをやって過ごす、ご褒美のような時間ですね。

ただ、最後までそこで暮らせるかというと、現実的な問題が様々あるのは、将来の自分も同じことでしょう。

そう考えると、そこを離れるときに、手放しやすい資産、「金融資産」としての住まいという考え方が必要になりそうです。

この業界で、30年近く仕事をしていますと、うちのお客さまでも、住まいを手放された方が二人ほどいますが、二人とも「希望の金額ですぐに売れた」とおっしゃっていました。

この、「希望の金額」と「すぐに」、というのが、金融資産としての住まいのキーワードになりそうです。

仮に、お金に不自由せずに、気に入った住まいを手放すにしても、建物は残りますから、せっかくだったら、次の人にも、同じように気持ちよく使ってもらいたいですしね。

どうして、うちのお客様が、ご希望の金額で、すぐに手放すことができたか・・

もしかしたら、そこで過ごした時間が素敵であればあるほどに、金融資産として、手放しやすい家に育っていくのかもしれませんね。

建物が、しっかりしているというのは、大前提ですが・・

今日は、若干、現実的なお話ですが、「終の棲家の手前」の素敵な時間と、金融資産としての住まいの考え方のお話でした。

素敵な時間には限りがあるようなので、皆様の毎日、毎年を、お楽しみくださいませ。

それでは、また。

 

追伸 :今回紹介させていただいた、うちの近所のS様のお宅は、売りに出されています。絵画用のアトリエはアイデア次第でいろんな使い方ができると思います。終の棲家の手前の時間を過ごす場所として、ご興味のある方は、内覧も可能です。お気軽にお問い合わせください。