今日は、ログハウスのランタサルミと北欧住宅ランタシードに使用される標準サッシを紹介します。
昨年から、トリプルガラスを採用している、ランタサルミ標準サッシの大きな特徴をいくつかあげますと、
・トリプルガラス
・ドレーキップ方式
・木製の工場塗装製品
などが、大きな特徴になります。
「開口部」とも呼ばれる窓は、その名の通り、断熱材で覆われた住宅の断熱材の無い、開口部分です。
それだけに、窓の機能と性能は、今の家づくりにはとても重要になります。

こんな感じです。
見えているほうが外側で、網戸は外側に固定され、窓は内側に開きます。
枠は木製で、木の部分は工場で塗装後、出荷されて日本に届きます。
木製サッシは、白木のまま無塗装で現場に届き、現場で塗装をするのが一般的ですが、
太陽や雨のかかる外部は工場塗装することで、耐久性を上げることができます。
さらに、写真でもわかりますが、最も傷みやすい下側にはアルミ成型の水切りを使用しています。

外側についている網戸を外すと、飾りの格子がありますが、これも簡単に外すことができます。
窓ふきも便利ですし、気分を変えて格子を外すことも出来ます。
この窓で、動くのは、内側に開く扉と外側に開く格子にけんどん式の固定網戸になります。
ガラスは、昨年から標準になったトリプルガラスが標準です。

写真右側のトリプルガラスになっています。
ガラスが3枚で空気層が2層あるトリプルガラスを標準にしています。
木枠の厚みもあるので、アルミサッシのような、枠部分での結露も起こりにくいのが木製サッシの特徴です。
それにしても、ぶ厚い木枠です。
次は、ちょっと耳なじみのない、窓の開閉方式、ドレーキップ方式ですが、
ランタサルミの標準サッシは、内開き(ドレー)と内倒し(キップ)がハンドル操作だけで出来る仕組みになっています。
つまり、ひとつのレバー操作で、気密→横開き→内倒しの開け方が出来る、とても使い勝手の良いサッシです。

こちらは、室内側。
まずは、ハンドル下向きで気密状態です。
断熱性は、体感しづらいところもありますが、実際に体感された方には「静かですね」と言われることが多いです。
木の厚みと3枚のガラスと、この気密性のおかげで、とても遮音性の高い窓に仕上がっています。
次はハンドルレバー横向きで、横向きに大きく開きます。

これは、風をたくさん入れたいときや、窓が室内側に開くので、外側のガラスを拭くときに便利です。
また、網戸も外側についているので、窓の開閉の度にロール網戸を開閉したりすることがないので、網戸についた虫が入ってくることもありません。
木造住宅の高層化にも便利な内開きです。
次に、レバーを上に向けると、窓の上側が内側に倒れて換気状態になります。
不思議な仕組みです。

室内側に倒れた(キップ)状態です。
網戸も外側につけられた、けんどん式の固定網戸ですから、基本的にはこの状態で、お出かけできます。
真夏などは、自然換気状態で、就寝やお出かけができます。
気密・断熱・遮音性に耐久性、使い勝手と、サッシに求められる機能のどれをとってもレベルの高いサッシになっています。
さらに、手触りも木製で温かみもありますので、
もしかしたら、国内では最高級ではなかろうか・・と思いながら、使用しております。
そして、さらに、もう一つ隠れた機能もあります。
レバー横向きと上向きの中間の45度のところで止めると、少しだけ気密が緩みます。

レバーの操作で、上側が少しだけ弛んで、窓を開けずに室内へ給気することができます。
上の写真で見ると小さな隙間ですが、アップで見るとわりと大きいですね。
サッシの出来が良くなってくると、すきま風は、どこからか勝手に入ってくるものではなく、
「すきま風は住まい手が作る」、という家づくりに変わっていきます。

ランタサルミ軽井沢ニューモデルハウスでは、台形のキップ窓(内倒しのみ)も体感できます。
*写真は工事中ですが、モデルハウスはオープンしております。
以上、簡単ですが、もしかしたら日本一の窓ではないかと、日々思っている、
ランタサルミの木製サッシについての説明でした。

おおっ、
窓からの景色は、間違いなく日本一!
というわけで、
今日は、ランタサルミログハウスと北欧住宅ランタシードに標準採用されている、
木製トリプルガラスのドレーキップ窓について紹介させていただきました。
住宅の素材としては、あまりにも小さい部材を細工して作られている、アルミサッシの技術もすごいのかもしれませんが、
住まいの開口部として、国内メーカーの供給部材では、どうしても満たされないという方々は、
ぜひお問い合わせくださいね。