今朝は、いい具合に空にかすみがかかっていまして、真ん丸な朝陽が昇るのを見ることができました。

ちょうど森の木々の上、太陽の向こう側に金峰山があるのですが、今日はちょうどいい具合に太陽が見えてました。
お月様のような夕陽は珍しくないですが、こんな朝陽は珍しいと思います。
毎朝、毎朝、朝陽はいつ見てもきれいですね。
そんな、今日は、朝から甲府へ打ち合わせに行きました。
普段は甲府まで仕事に行くことは無いのですが、今日訪ねた方は、20年前に、私がまだ、現場のログビルダーだったころに建てさせていただいた、ログハウスのオーナーさんの息子さんです。
当時は、まだ、お母さんに抱っこされていて、それから何回かそちらのお宅では工事をさせていただいているのですが、 なぜか息子さんには、顔を合わせたことが無かったので、お母さんの腕の中以来の不思議な再開でした。
「いくつだっけ?」
「21です」
「もう20年近く経つんだね、赤ん坊だったもんね・・」
しっかりした青年になって、「アパートを引っ越して、家を借りたから、その家を直してほしい」というお話でした。
もちろん、やらせていただきます。
その打ち合わせが終わったら、やはり20年以上のお付き合いの設計士さんから、新築工事の依頼があり、お話を聞いてきました。
そこでも、お互いの子供たちの成長の話をしながら、打ち合わせをしてきました。
お盆休みと言いつつ、相変わらない毎日ですが、こうして声をかけていただけるのは嬉しいですね。
また、今月は、10年位前から、何度も工事をさせていただいた方の今生のお見送りもしました。
お別れの席で息子さんから、「うちのおやじは吉良さんのことが好きだったからね」と言っていただきました。
ずいぶんお世話になって、お礼も言えなかったのは残念でしたが、心意気はしっかりと受け継ぎたいと思っています。
というわけで、毎日、毎日、同じことの繰り返しのように見えるこの仕事ですが、
「今の世の中で、変わらないでいることも大切なことなんだなぁ」 と感じたお話でした。