予定通りの日程を終えて、月曜日にフィンランドから帰ってきました。
ランタサルミログハウスが取り組んできたように、ランタサルミの新商品、「ランタシード」でも本物の北欧スタイルを追求しようということで訪れたフィンランドでしたが、本当にたくさんの住宅を見せていただき、とても参考になりました。
現地で見た北欧スタイルを、薄めて「和訳」をした北欧住宅にしないように取り組んでいきたいと思います。
今日は、今回のフィンランド出張のひとまずの最終回ということで、住宅関連のお話です。
北欧スタイルの住宅がメインなので、ログハウスフリークの方には物足りないかもしれませんが、しばし、お付き合いください。
まずは、いくつかの外観写真をご紹介します。
私が感じた、全体的な住宅の印象としては、まずは何よりも、どの建物も「たたずまいが美しい」ということでした。
どのお宅の外観も清潔感があり、美しいものばかりでした。
基本的にはシンプルで落ち着いた外観で、周辺環境へのそれぞれの配慮が印象に残りました。
母屋+ガレージ・倉庫という組み合わせが、ほとんどで、建物の大きさは、それほど大きくはなかったです。
お庭や家の周りの倉庫なんかも花を飾り、美しく、住宅街を歩いていても気持ちが良いです。
美しい街づくりを見ていると、個人の住宅ですが公共性を感じます。
環境に調和した、街並みがとてもきれいでした。
勝手な印象ですが、家を建てる、というよりも自然の中に家を建てさせてもらっている、という印象を受けました。
道路を走っていても、看板は必要最低限の道路標識が目につくだけで、自由気ままに看板が乱立している雰囲気はありません。
ランタサルミ通信「リカス アイカ」でフィンランド情報を書いてくれているヤーナさんのお宅も見せていただきました。
かわいいですね。
ムーミンに出てきそうで、室内もとてもかわいかったです。
ぞろぞろと歩いていると、菜園をやっていたおじさんが、庭のほうまで案内して、見せてくれました。
こちらのお宅は築50年だそうです。
日本で同築年数だとかなりくたびれた感じですが、まだまだ、楽しんでいますし、楽しめそうです。
上のお宅の倉庫も素敵でした。
日常を飾るのがとっても上手なんですね。
こんなに生かされているブリキのバケツも珍しいかも
薪小屋にも花を飾ったり・・
郵便ポストもいい感じに・・
薪もね・・ただ積んで置くだけではね。。そうだよね
だんだんわかってきましたよ。
住まいの周りには、生活を楽しむ道具達が・・
日常を飾るのも、休暇も楽しむのも上手ですね。
湖畔に住んでいる人は、サウナ小屋を持っているところが多かったです。
サウナに入って、湖に飛び込む。
というのは、こちらでは、特別なことではなく、日常的な楽しみでした。
トランポリンのある家も多かったです。
こんな素敵な小川も住宅地のすぐそばにありますし・・
家の周りはどこもきれいです。
それぞれの 住環境を美しくすることで、お互いが気持ちよく暮らすという、相互理解が社会契約みたいな形で存在している気がしました。
今回の旅では、住宅の他に、北欧インテリアなんかもたくさん見てきました。
ランタサルミムック本「北欧STYLE HOUSE」にも紹介されているARABIAの工場へ行ってきました。
食器や照明器具、家具などのアウトレットショップを見てきました。
北欧と言ったら・・のイッタラのお店を見たり・・
artekでは家具や照明器具を・・
マリメッコや・・
個人的には色づかいがとても好きだった、PENTIKというブランド。
カーブがきれいだったので・・
レンジフード?もインテリアの一部に・・
調理台の上にあったのでレンジフードだと思いますが、どこから吸い込むんですかね?
AEG製でしたが、おたまの収納だったりして・・
フィンランドスタッフはたくさんの室内見学の場所を用意してくれて、とても参考になりました。
キッチンの窓辺です。
ダイニングスペースです。
下の写真は、別のお宅のダイニングです。
ダイニングの向こう側はサウナリビングになっています。
上の写真のお宅のリビングです。
けっして広くはないリビングスペースに趣味のものを飾って居心地の良いスペースを作っています。
下の写真は、ランタスタッフ、工場長のミカさんのお宅です。
ミカさんは八ヶ岳にも来てくれたことがあります。
ミカさんちは、湖畔に建ち、湖畔を眺めるダイニングスペースでした。
家を出ると桟橋があり、ボートで遊びに・・
なんとも羨ましい・・
いい時間を過ごしてますね!
この景色を見ながら朝・夕の時間を過ごしているかと思うと・・
と、どこを見てもおしゃれで美しい建物ばかりが続いていると、団体行動の中から「どこかに、散らかってる家は無いのか!」みたいな怒りにも似た発言が聞こえるようになりましたが(笑)
一日が同じ24時間だったら、こっちのスタイルのほうが、ぜったいにいい!
と、思った北欧スタイルの住宅事情のお話でした。
というわけで、今回のフィンランドレポートは、無事に帰国ということで、ひとまずおしまいです。
ぜひ、この経験を活かして、皆様の心地よい住環境づくりの力になりたいと思います。
また、紹介しきれなかった写真やログハウスの情報なんかは、あらためて、どこかで小出しにさせていただきます。
それでは、また。