おなかの暖かい家

いよいよ12月に入りましたね。

現在進行中の韮崎市のU様のランタサルミログハウスもお引き渡しに向け、仕上げの作業を行っています。

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残った材料をかたづけて仕上げの段階に入ります。 

 

 

 

 

電気と給排水設備に関しては床下の配線や配管工事のため床下での作業も残っています。

寒い時期に床下で作業する職人さんに「床下のほうが暖かいでしょ」と聞くと「そういえば、そうだね~。他の現場で今の時期作業してるとおなかがキューっと冷えてくるけどここはそんなことないね。」とかえってきます。

その理由は基礎にあります。

一般的な基礎と違い、基礎の外側で断熱をする基礎断熱を採用しているからです。

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 これにより地面にもともとある地熱を利用することが出来ます。

 

 

 

 

 

 

 

寒暖の差の激しい八ヶ岳エリアですが地面の温度は真冬の8℃から真夏の23℃と年間を通して15℃くらいの温度変化で安定しています。

つまり北側外部で-5℃くらいの時期に作業する職人さんにとっては床下の8℃は温度差にして10℃以上暖かいスペースというわけです。

U様のお宅でも土壌蓄熱式暖房サーマスラブを採用していますが、24時間全館を寒くない状態にするために深夜の5時間しか通電しないのは、この床下にもともとある地熱をベースにしているからというわけです。

実際、冬に暖房していない現場に入ってもほんのりとした暖かさを感じます。

冬に暖かい家は簡単にできるようになりましたが、この「家中、寒くない」という感覚をたくさんの人に体感していただきたいと思っています。

 

というわけで、今回は職人さんのおなかも温めてくれる地面の温もりのお話でした。

利用しないのはもったいないと思います。