この夏にウッドデッキの増築工事をさせていただいたご近所のM様がイタリアのお土産にと建築写真集を買ってきてくれました。
M様も都会から白州の森が気に入って移り住まれています。
「PICCOLE CASE ECOLOGICHE」って書いてますね。
イタリアに行くと聞いていましたのでイタリア語?ですかね?
全部で42の建築作品、400ページ以上の分厚い本です。
重いのに本当にありがとうございました。 とてもうれしいです。
おそらく内容(写真)から察するにタイトルは「小さなエコ住宅」もしくは「小さなエコアイデア」・・・的なタイトルだと思いますがどなたか語学に堪能な方がいらしたら教えてください。
なかみはといいますと。
世界中のエコ建築、エコアイデアをとり入れた建築作品が並んでいます。
こういう写真集は実にワクワクしますね。
字が読めない分だけ写真から建築家の環境への配慮のアイデアを発見していく楽しみがあります。
折々に少しづつご紹介できればと思いますが、今回は一つだけご紹介しますね。
こちらの建築。
どこにでもあるタテ板張りの住まいに見えますが、なんとこちらのお宅はいったん外壁を完成させてさらにその上に下地を作ってタテの板を木塀のように貼っています。
これは遮熱効果としてはかなり高いでしょうね。
内壁と直接つながる外壁のさらに外側に壁を作り、大胆な日陰を作って通気層を作っています。
屋根も全面ソーラーパネル。
こちらもタテ桟の桟葺き屋根の施工後に全面パネルなので遮熱効果+通気層+発電です。
細かいところでは手前に植えられたグリーンもニクい感じです。
日本だとコンクリ犬走りで太陽熱を集めてしまいそうですがグリーンからの水蒸気が期待できます。
これなら都会の住宅地でもちょっとした森の中に匹敵する心地よさが得られそうです。
耐久性という面でも外壁を完成させてからさらに簡単な外壁を作っているのでもともとの外壁の傷みはかなり軽減されますね。
デザインされた携帯電話のシェルカバーのようです。
傷んできたら外側のシェルカバーだけ交換すればいいので家は長持ち、しかも快適。
シェルカバーは木で作れば土に還りますし、住宅の耐久性も格段に上がる環境共生型の「シェルカバー工法」ってのはどうでしょう。
こういうのは小さな工務店がやっても環境へのインパクトは変わらないのでいい感じだったら大手メーカーさんに採用していただけるといいですね。
と、まあ、こんな感じで文字が読めないので写真を見ながら勝手に想像を膨らませている今日は実は弊社の創業日です。
建築とのかかわりの始まりがログハウスだったので会社組織とするとき、平成16年9月17日 「いいログいいな」の日を創業としました。
建築業界もなかなか平坦な道のりではありませんが、昨年は20数年の経歴を経てログハウスオブザイヤー2010をいただいたりと作ってきたものが評価され、作りたいものが見えてきたように思っています。
今後も「住まいは自然とともに」をモットーにBe-Leafも白州の森からたくさんのエコアイデアを出して,さらに快適なお住まいをご提案していきますので今後とも応援よろしくお願いします。
創業日に世界のエコアイデアのお話でした。
また、他のエコアイデアの建築も勝手な想像を膨らませながらですが、あらためてご紹介しますね。