ログハウスの作り方のご紹介

昨年の10月に完成したランタサルミログハウスO邸の工事の様子をまとめました。

ログハウスの作り方をこちらで見ることが出来ます。

地縄はりの状態から完成までの工程を180枚くらいのファイルに工事管理のコメントを添えています。

PC環境によってはファイルが開かない場合もあり申し訳ありませんが、スライドショー機能を使えば地縄はりから完成までの大まかな流れを見ることが出来ます。

完成した建築現場の作業内容に関心のある方は少ないかもしれませんが、

もともと今のHPに変えた理由は

  • お客様には現場に足を運んでもらわなくても進捗状況をご自宅のPCで確認が出来る。
  • 将来メンテナンスや増改築をする際に出来上がってからでは見えなくなってしまう工事内容や使用した材料に関する情報に簡単にアクセスできる。
  • 住宅に管理写真を添えることで住宅としての付加価値を持たせ、使い捨ての文化ではない新しい住宅の価値を見いだすことが出来る。

以上のような理由からだったので地味な写真を更新する地道な作業ではありますが、毎日更新していくと思わぬ反響もありました。

  • お父さんが現場でどんな仕事をしているのかが初めてわかった。という基礎屋さんの家族
  • 現場に見に行かなくても夜PCを開けば現場の進み具合がわかるから便利だね。という電気工事屋さん
  • 工事の内容ごとにコメントがついているので素人が現場で工事を確認するよりも工事の内容が良くわかります。 というオーナー
  • 実際の現場の進め方を写真を紹介しながら大学の講義で使わせてもらいました。 という大学で建築の教鞭をとっているオーナー     

 

等々、思わぬところでお役に立っていました。 

ただ、工事の写真を毎日載せていますと、どうしてもデータが重くなってしまいファイルが開かなくなってしまうので今回ファイル数を制限して工事の流れをまとめてみました。

 

ログハウスは多くの木材を使用してコスト的にもほかの住宅よりも高額な住宅ですが、その分安心・安全で耐久性もあり大切に管理をしていけば数世代にもわたって受け継がれていく住宅です。

先日、あるTV番組で中古住宅を購入された方が耐震診断を受ける場面が放送されていましたが基礎のコンクリートの中に鉄筋の反応が全然無いですね、と言われて随分がっかりしていました。

そのお宅は築30年くらいだったと思いますが、高額な買い物で住まう人の命にも関わる住宅はきちんとした履歴を残して受け継ぐ人にその内容が十分に伝わるようにしなければいけないとあらためて感じました。

 

将来的には今の作業が年月が経過してもその価値を保つことが出来る住宅の礎になれば嬉しいですし、どこかで現場管理をしている方の参考にもなればとも思っています。

少し前までのログハウス(丸太小屋)は趣味の家ではあるが住み心地は良くないというイメージでしたが今ではその洗練されたデザインやパイン材の持つ性能・住宅としての完成度は一般住宅以上の満足感を住まう人に与えてくれます。

そんなログハウスの完成したら見えなくなってしまう部分が中心ですが興味のある方は覗いてみてください。