地形をよむ

いよいよ、お盆休みに入って、車の数も増えてきた八ヶ岳エリアです。

 

前回のブログで、住処と地形の話をしましたので、地形の話をもう少し紹介しますね。

よく、山のすそ野や林道を走るときに、曲がりくねった道に出くわすことがあるかと思います。

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こんな感じで、見通しの悪いカーブが連続する道路です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この連続するカーブには、地形情報がたくさん隠れているのに、お気づきでしょうか?

というのは、このカーブ、山側へ入り込むカーブは地形上の谷を表し、谷川へふくらむカーブでは、そこに尾根があることがわかります。

カーブのきつさや大きさで谷や尾根の緩急を見ることが出来ますし、尾根部分は乾いた土地を表し、谷部分には水がある可能性が高いですね。

 

また、富士山の5合目あたりを走ると、まっすぐに続く道がありますが、すなわち、あの道路は尾根や谷の少ない富士山の形を表しています。

私たちは、情報を2次元で見る習慣が、ついてしまいがちですが、カーブが続く山道に出会うことがありましたら、山の立体感を想像しながら走ってみてはいかがでしょうか?

そうすると今度は、その地形から生まれた水が川になり、川が流れて海へつながることや、形状による乾漆での植生の違いなど、時間の流れ、時間軸が見えてきます。4次元ですね。

(参考までに、比較的直線道路の場所は、植林など手の入った森が多く、カーブの連続する場所では、雑木や自然の深い森が多いです。これは尾根や谷の連続する場所では、日向と日陰の場所が出来て育ちが均一でなかったり、植林をしても、出荷までに手間がかかるので、かえって、自然の森が残っているということかと思います)

 谷川に大きく膨らむカーブに地面の渇きを感じる・・笑

そんな、見方を、お子さんの小さいころに、さりげなく入れておくと、もしかしたら人生の中で役に立つことがあるかも!! しれません。。

夏休みのドライブ中の暇つぶしネタに、良かったらご使用下さいね。

 

それでは、皆さま、気をつけて楽しい夏休みをお過ごしくださいませ!