以前に「ログハウスで薪ストーブの入れ替え工事」というタイトルのブログでご紹介しておりました白州町のK様のお宅で奥様が趣味で集めた貝殻を飾りたいというご相談を受けました。
貝殻を見せてもらうと海外で集めてこられた素敵な貝殻たちです。
そこで棚板として人工大理石の棚板をご提案しました。
人工大理石といえば大理石模様が一般的ですが今回ご提案したのは海外で集めてこられた貝殻をのせるイメージで海の色です。
独特の透明感のある人工大理石のカウンター材です。
透明な海の底の白い砂浜が見えますでしょうか?
カウンター材は全部で7色ほどありまして普段はキッチンカウンターや洗面所カウンターとして加工されます。
今回このカウンターを加工してくれるのは北杜市高根町にある人工大理石カウンターの製造工場の(株)ハードウエアーさんです。
ここで加工を担当してくれるOZAWAさんとは私が若かりし頃にバスケやテニスなどを一緒に楽しんでいたこともあり、めったにない機会なのでK様をお誘いして一緒に工場見学をさせてもらいました。
工場のなかは加工待ちの材料がたくさん並んでいます。
製作中のキッチンカウンターです。
手前が調理器具の入るスペースで奥がシンクです。
一般的なマーブル模様の人工大理石カウンターですね。
こちらではシンクも人工大理石で一体感のあるものを製作しています。
人工大理石の穴あけ加工の時にくりぬかれた部分です。
産廃のようですがこれがなかなか役に立ちます。
パン生地をこねたりピザの支度をするのにとっても便利です。
ちなみにうちのピザの台も出身はここです。
と、久しぶりに大人の社会科見学を楽しませていただき、棚板も完成して白州へ運搬です。
貝殻さんたちが海へ(山ですが)帰るのが楽しみです。
それから、ご主人に支度してもらっていた棚受けにのせて微調整を行い、その後完成したのが下の写真です。
貝殻が波打ち際に戻った感じが伝わりますでしょうか?
どの貝殻も繊細でバラエティーに富んでいながら完成度が高く、まさに神が造り賜れた世界って感じです。
透明感のある棚板の上に飾られて幸せそうです。
私は下から2番目の左側にいる「ウニ兄弟」にとても惹かれました。
K様の奥様は陶芸工房もいとなまれております。
家内と一緒に訪ねたときに陶芸作品も見せていただきました。
そのまま今の生活の中に溶け込んで、少しだけ上質な気分を味あわせてくれそうな作品がたくさん展示してあります。
うちでも気に入ったのがあったのでいくつか作品を購入しました。
早速使わせていただき・・・
本日のBe-Leaf Cafeのメニューはおにぎりと漬物に熱いお茶です。
うちの奥さんの作るおにぎりはおいしいのですが、素敵な器にのせるとさらにおいしそうです。
普段あまり陶芸作品を男性がつくるとか女性が作るとか考えたことはありませんでしたが、実際におもてなしをする立場から作られるということは大切なことで、そこから生まれる作品は日常生活に彩りやちょっとした贅沢感を与えてくれるのだと思いました。
貝殻たちを素敵に飾ってあげたいという奥様の気持ちがそのまま食材を美しく見せる作品につながっているんですね。
おにぎりたちも嬉しそうです。
工場見学から器まで大人の社会科見学のお話でした。
「生活の道具として普段使ってもらえるのが一番うれしい」とおっしゃる奥様の陶芸工房のインフォメーションです。
陶房 HUARA HUARA(わらわら) N35°5分
TEL0551-35-4636
白州の道の駅から車で5分くらいのところです。