以前からずっと行ってみたかった北欧家具のお店に先日行ってきました。
浜松にある 「Danish」 デニッシュインテリアスというお店でデンマークのデザイナー「フィン・ユール」の家具をたくさん展示しています。
今年は「フィン・ユールと暮らす家」というフィン・ユールを置くための家の企画を考えていまして実際に見て・触れて・・・どんなインスピレーションが湧くのかとても楽しみにして行ってきました。
幸いお店の雰囲気はとてもよく、自宅でくつろいでる雰囲気でゆっくりと名作を体感させていただきました。
「フィン・ユールと暮らす家」という企画はフィン・ユールの似合う家を作りこんでいくのはもちろんですがもう1つの大きなテーマは「大好きな物と暮らす」です。
誰でも大好きなものは大切にしますよね。
「これでいいか・・」という消費のほとんどは数年後にはゴミになってしまいます。
国道沿いを「これでいいか・・」の選択肢がネオンサインとともにはびこる中、住宅までもが耐久消費財のように扱われています。これでは数年後はゴミの山です。
大好きな家は大切にしたいと思うでしょうし、家族も家具も土地もペットも大好きであれば大切にします。
そうやって大切にされた家や家具たちは次の世代がその想いも引き継いでくれるのでリペアしながら大切に使い続けてくれるでしょうから長い目で見て物を大切にしていく姿勢の象徴として「フィン・ユールと暮らす家」を計画しています。
何はともあれDanishさんにあったフィン・ユールの作品と感想をご紹介します。
左「ポエト」と右「モデル46」
お店に入るとまずポエトとモデル46が迎えてくれました。
フィン・ユールを知ったのは「ポエト」からです。あまりにも素敵なのでパソコンの壁紙にしてみたのですがずっと壁紙ばかりを眺めていて仕事にならないのですぐにやめてしまいました(笑)
素敵なデザインだと思います。
「 ポエト」
写真でみると二人で座るのは狭そうですが家内と二人で座ってみても両サイドが深く作られているので二人の間はちょうどよい距離感でした。
犬や猫が横に寝てるのもいい感じです。
ちなみにお値段は94万円・・です。
カラーバリエーションは数十種類の中から選べるのでオンリーワンのかわいいソファーです。
ポエトには大きな柱と梁に漆喰の壁が似合うのではないかと思います。
畳の上に展示されていましたが「和」のスペースにも合うので古民家風の家でもいいでしょうし洋風であればティンバーフレームでもいいですね。
あとは森の中にある杉板張りの小さな家でもよく似合うと思います。
「 ペリカンチェア」
こちらもフィン・ユールの代表作ペリカンチェアが2脚並んでいました。
ペリカンはフィンランドログにもよく似合いそうです。
20畳くらいの眺めの良いLDKに置くと美しいですね、ベッドサイドに置くのもいいと思います。
ちなみにお値段は右側のグリーンのほうで64万円です。
「モデル45」
モデル45は肘掛がとても丁寧に作られていて座っていて心地よい椅子でした。
この椅子はお気に入りの窓辺に置くのがいいですね、四季の移り変わりを一人で静かに楽しむのが似合うと思います。
こちらもかなり高価な商品です。ちなみに奥の革張りのモデル45は130万円だそうです。
「チーフテンチェア」
チーフ「酋長」の椅子という名前の椅子です。
値段ばかりで恐縮ですが182万円だそうです。
使い捨ての文化からの脱却にはこのくらいにインパクトのある消費も必要かもしれません。
ただ、これに座るにはお値段ばかりでなく酋長の名にふさわしい人格も備わってなければ使いこなせない気もします。
この椅子も「和」でもいけますね、親族が集まったときに一族のカリスマチーフが座る感じもいいですね。
縁側から手入れの行き届いた庭や菜園の成長を眺めるのにも良いと思います。
それぞれの作品はファブリックとレザーの選択が可能でカラーバリエーションも豊富です。
オーダーから3~4ヶ月でお手元に届くそうなので建築の着工時に発注すれば完成引渡しの時には自分だけのフィン・ユールが届きます。まさに至福のお引渡しというわけです。
どの作品も高価ではありますが建築時にはじめから計画していれば床面積や材種・仕様などを調整しながら組み込んでいくことは出来ると思います。
家も家具もいいものは必ず引き継がれると信じて「フィン・ユールと暮らす家」の企画はじっくりと時間をかけて暖めていきたいと思っています。
興味のある方はぜひお問い合わせ下さい。
それではデニッシュインテリアスさん、この度は楽しませていただきましてありがとうございました。
北欧の家具に興味のある方は高速も土・日1000円になることですし、時間をかけても行ってみる価値のあるお店だと思いました。