以前のブログで被災地で大工道具が津波で流された職人さんへ大工道具を支援しようという活動を報告しました。
以前のブログはこちらです。
活動の中心は住宅関連の専門紙、新建新聞社さんがやっています。
新建新聞社の重黒木さんから最新の新建ハウジングが届きました。
「新建ハウジング」最新号です。
住宅関連の情報について、わかりやすく、最新の情報がかかれています。
今回は消費税増税の新築・リフォームへの影響についてや被災地支援などについて詳しく書かれています。
「ヤマダ電機 スマートハウス本格化」なんてニュースも出てますね。
そんな誌面の中に大工道具の支援についても書かれていました。
「第6回支援報告」というタイトルで、支援先は福島県波江町の大橋工務店さんということで紹介されています。
うちの道具は大橋さんのところへ届いたというわけですね。
誌面から少し紹介しますと、大橋工務店さんは、ようやく住民が戻りつつある家屋の修繕において放射能の影響から屋根に上がる職人が不足する中、見かねて自分たちで職人集団をつくって2年待ちといわれた屋根の修繕に取り組まれているということです。
そういえば以前、福島の仮設住宅を視察に行ったときにも屋根瓦のブルーシートが目立っていましたが、職人の不足にはそういう理由もあったんですね。
うちでも使用しているコスモプロジェクトさんのサーモウールの広告が載っていました。支援を支える誌面を支える羊さんたちです。
本文から参照しますと、
「工事の施主にはお年寄りが多く、若い人は少ないという。今後、どれだけの人が戻ってくるかもわからない。(大橋)甲治さんも敏さんも自宅にもどれず、今後の生活の見通しも立てられない日々が続いている。 厳しい環境の中でも職人の誇りを失わずに仕事を続ける姿に、工務店という仕事は人守り、故郷守りの仕事であることを実感した」 と締めくくられています。
人が主と書いて「住まい」と読みますが、住まいに関わるということは人と主に関わることで、その関わる人の不快さや不便さを家づくりを通して解消していくのが私たちの仕事なのだとあらためて感じます。
新建ハウジングの重黒木さん、大橋工務店さんとは直接お会いする機会は無いかもしれませんが、こんな人たちが活動を続けてくれていることが私たち同業者の励みにもなるかと思います。
お互い、頑張っていきましょうね。
大工道具支援のその後のお話でした。
大工道具の支援に関心のある方はこちらに詳しい情報が出ています。
また、今回の大橋工務店さんへの道具のお届の様子はこちらの新建ハウジングさんのブログでも紹介されています。