プロフィール


beleaf

タグクラウド

アーカイブ

月別 アーカイブ

QRコード

リノベーションとホームデザイン




有限会社Be-Leaf
山梨県北杜市白州町
白須8592-18
TEL:0551-35-2269

HOME > ブログ > 仕事 > ログハウスのUa値について(4)

ブログ

< ログハウスのUa値について(3)  |  一覧へ戻る  |  木の家の調湿効果 >

ログハウスのUa値について(4)

  ログハウスのUa値について八ヶ岳での施工例をもとに、3回にわたり実例数値などを紹介させていただきましたが、4回目の今日は、Ua値から少し外れたログハウスのお話をさせていただきますね。

前回までのブログでも紹介させていただきましたが、一般的な木造住宅の壁は、断熱された壁面に比べてガラス面による熱損失が大きくなるのですが、ランタサルミログハウスの場合は木製トリプルガラスサッシのU1.09w/㎡kに対して、114㎜の厚みのログ壁のU値は1.05w/㎡kと、ほとんど熱貫流率の変わらない窓と壁の組み合わせになっています。

簡単に言いますと、壁面とガラス面の断熱性が同じくらいなんですね。

ただ、窓辺に建つと、やはりガラス面のほうが、日射を感じます。

熱貫流率が近いのに、日射による暖かさが違うのは不思議ですね。

その理由は、木材の性質の一つである「熱の伝わりにくさ」、木材の熱容量によるものです。

つまり、木材は、熱貫流率は大きいが、温まりにくい。

そして、一度温まると冷めにくいという性質を持っています。

このログ壁の性質は、断熱材を厚く入れて壁のU値を小さくした高性能住宅にも真似することが出来ません。

そういう意味では、すべてのログハウスオーナーさんは、すごい壁の中で暮らしているわけですが、ログハウスオーナーさんのログハウスへの評価は様々ですね。

「ログハウスは暖かい」という人もいれば「寒い」という人もいます。

夏の暑い日の、室内のヒンヤリとした感じや、冬の温まったログ壁に包まれた、なんとも言えない居心地の良さは、ログハウスからの贈物とも言えますが、この魅力は、木材以外の部分の性能が弱いと出てこない・・と言いますか、その性能がマイナスに働いてしまうこともあるからなんですね。

そういった意味では、一見ログハウスとは無縁に感じる省エネ基準Ua値は、その数値が、外皮熱貫流率の平均を表している分だけ、ログハウスの住み心地を測る数字として、一般の方にも、ある程度、入居後の温熱環境が、「読める」、数値ではないかと思います。

よく、「薪ストーブ一台あれば冬はあったかいですよ」なんて言葉を聞きますが、薪ストーブ一台あれば、プレハブにシングルガラスの窓でも暖かいわけですから、そこから「読める」、温熱環境とは大きく違います。

ただ、私たちが目指しているのは、単に断熱された住まいではなく、ちょうど今の季節の森の中にいるような室内環境で一年間を過ごしたいわけで、それを比較的容易に作ることが出来るのがログハウスと言え、そんなログハウスの住み心地を一般住宅に応用したのがランタシードになります。

ですから、ご検討中のお客様に、「ランタサルミとランタシードでは、どちらがお勧めですか?」と尋ねられると、いつも困ってしまいます(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のUa値シリーズブログはこれで終わりになりますが、あまり表に出てこないログハウスのUa値のお話は、参考になりましたでしょうか。

ちなみに弊社では、断熱地域区分3地域の中でも、特に夏と冬の寒暖差の大きい八ヶ岳エリアで、住み心地の良い住まいづくりに取り組んでいます。

ご紹介しました実例による,ランタサルミ&ランタシード弊社施工例のUa値は、どの地域でも自信を持ってお勧めできますので、ぜひ参考にしていただき、木の家からの贈物を、ご家族で、たっぷりと受け取ってくださいね!

住まいの温熱環境を整えると、住まいが住まい手を幸せにしてくれるのがわかると思います!!

というわけで、長くなってしまいましたが、ログハウスのUa値については、ひとまず終わりとさせていただきます。

お付き合いいただきまして、ありがとうございました。


カテゴリ:

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: ログハウスのUa値について(4)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.beleaf.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/574

コメントする

< ログハウスのUa値について(3)  |  一覧へ戻る  |  木の家の調湿効果 >

同じカテゴリの記事

八ヶ岳の東と西で

 暑かった今年の夏の記憶もすっかり忘れつつ、気持ちの良い10月を迎えようとしています。

そんな気持ち良い季節を迎える八ヶ岳の東麓の野辺山と西麓の原村で工事中の、二つのランタサルミログハウスの足場が外れました。

ともに自由設計によるフリープランですが、外観デザインは、切妻型と大屋根モデルと趣が違います。

大屋根モデルの野辺山のY様のログハウスです。

 

 

 

 

 

 

 

積雪の多い、野辺山での暮らしを考慮して、車寄せにもたっぷりのスペースを設け、車寄せにつながる大きな外部倉庫も設けました

 

 

 

 

 

 

 

大きく出した庇で、室内が暗くならないように、屋根には明かり取りを設け、ウッドデッキへの雨落ちには、グレーチングを設置し雨の跳ね返りを防ぎます。

 

 

 

 

 

 

 

基本的には、平屋ベースの建物に、車寄せや収納など、「余白」部分にたっぷりと余裕を持たせた、暮らしやすそうなログハウスです。

かたや、西麓の原村に建つログハウスは、ログハウスの定番、切妻型の大型ログハウスです。

 

 

 

 

 

 

 

延べ床面積、約150㎡で、屋根にはドーマーもある4LDKの大型ログハウスになります。

 

 

 

 

 

 

 

寝室から見える、白樺の林も美しいですね。

 

 

 

 

 

 

 

二つのログハウスともに、想定外のコロナ禍の工事でしたが、おかげさまで、予定通りに足場を外すことが出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

今日は、八ヶ岳の東西で、趣の違うログハウスが、同じタイミングで足場が外れましたので、紹介させていただきました。

これから、仕上げの工事に入りますので、きれいに仕上げていきたいと思います!


気密測定を行いました。

 今日は、八ヶ岳の南麓と西麓に建つ、ランタサルミログハウスとランタシードの建物の気密測定を行いましたので、紹介させていただきます。

ちなみに、気密測定による数値は、C値で表され、おおむねC値が0.5c㎡/㎡以下になると高気密住宅の部類に入るとお考え下さい。

以前のブログで、外皮平均熱貫流率Ua値について書かせていただきましたが、Ua値は設計数値ですが、C値で表される気密性は、木材加工の正確さと、施工の丁寧さが重要になってきます。

ちなみに、今回の測定は、こちらの基準に合わせて行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八ヶ岳の西麓標高1250mに建つS様のランタサルミログハウスでの気密測定の様子です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらのログハウスの測定結果はC値0.5c㎡/㎡だったので、高気密住宅の部類に入る結果が得られました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにS様のログハウスは、Ua値0.44w/㎡k、C値0.5c㎡/㎡のログハウスになるので、性能的には、高性能住宅の顔も持ったログハウスということになります。

 

同じ日に、この春完成したばかりの、八ヶ岳南麓に建つランタシードNK様でも、気密測定を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらも、同条件で気密測定を行いましたが、こちらの測定結果は、C値が0.2c㎡/㎡でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やはり、ランタシードは気密を取りやすいのがわかります。

こちらのお宅のUa値は0.38w/㎡kなので、C値0.2c㎡/㎡、Ua値0.38w/㎡kの建物ということになります。

Ua値は、いわゆる高断熱住宅に比べると大きいですが、数値だけを求めて窓を小さくしたりせず、プランを優先させています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうしてみると、ランタシードはもちろんですが、ログハウスも高気密・高断熱住宅メーカーのような性能が出せることが見えてきます。

趣味や嗜好性の強いログハウスですが、日常を楽しむためにも、住宅としての基本的な性能は押さえておきたいところですね。

 

というわけで、今日はランタサルミログハウスとランタシードの気密測定のお話をさせていただきました。

皆様の快適な住まいづくりの参考になれば幸いです。

それでは、また。


掲載物件の温熱環境

 毎日、猛暑のニュースが続いておりましたが、白州では、少し涼しい週末を過ごしております。

今日は、前回のブログで紹介させていただいた、「Lightning」掲載のNK様邸の、この夏の温熱環境を紹介させていただきます。

(ちなみにこちらの建物のUa値は0.38w/㎡Kです。)

NK様邸、8月20日の13時ごろの温度計です。

1番上が外気温

2番目が基礎断熱された床下の温度

3番目が1階のリビング・ダイニング

4番目が2階のファミリースペース

 

となっております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

標高1000mの小淵沢の南側日陰で33℃は珍しく無くなってきましたが、基礎断熱された床下は、25℃と安定しています。

目指しているところは、この床下環境に1種換気を利用して、地階・1階・2階と温度差の少ない家づくりですが、この数字を見ると、ほぼ想定通りに機能しているのがわかります。

ちなみに、1階と2階はエアコンが1台動いていますので、空調されていますが、1・2階の温度差は少ないのがわかります。

今回は、真夏のデータですが、冬は東面に設けた大きな開口部から、太陽の熱を午前中に取り込んで一日中暖かく過ごしてもらう想定ですが、こちらも上手く働いてくれると一年を通して、ストレスなく過ごしていただけるかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は、NK様邸の真夏の温熱環境実測値を紹介させていただきました。

皆様の快適な住まいづくりの参考になれば、幸いです!

それでは、また。

 

 

 

 

 


木の家の調湿効果

 本格的な梅雨空になってまいりました。

そんな梅雨空の今日は、築11年目の白州町のランタサルミログハウスへ、給湯器の交換に行ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別荘として、しばらく使用していなかったのですが、室内に入ると、なんとも居心地の良い空気が漂っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

温度湿度計を見させていただきますと、室温23.2度、湿度57%です。

 

 

 

 

 

 

 

 

まさに、室内に入って「気持ち良い」と感じる数字そのままを表しています。

この梅雨時期に、換気も行わず、締め切った状態の木の家っていうのは凄いと感じる出来事です。

これは、逆の面を見ますと、きっちりと閉じられていることで得られる数字とも言えますね。

換気やドア・窓の開閉による給排気が無く、生活による水蒸気もない状態での数字です。

ただ、やはり、ベースになる「箱」としての心地よさはよくわかる出来事かと思いますので、紹介させていただきました。

長く雨が続いています。

気を付けていただきながら、皆様の心地よい住まいづくりの参考になれば幸いです。


このページのトップへ