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ベタ基礎の一体打ちと基礎断熱
今日はベタ基礎の基礎断熱・一体打ちの打ち込みを見学に行ってきました。
現在進行中のランタサルミログハウスU様邸でもタイトモールド工法によるベタ基礎一体打ちを行いましたが、今日見せていただいた三鷹の宮崎建設さんは早くから基礎断熱とベタ基礎の一体打ちに取り組まれているそうです。
以前、清里のS様の別荘でお世話になった設計士の関先生にご紹介をいただきまして東京・三鷹まで見学に行ってきました。

一般的にベタ基礎は2度打ちと言って職人さんが立っている場所のコンクリートを打設して、固まったら枠を組んで立ち上がりコンクリートを打設しますが、一体打ちの場合は写真のように土間部分と立ち上がり部分を同時打設します。
また、外側の型枠の内側に入っている白く見える断熱材は基礎断熱のために入っています。

段取りや工程が難しく、作りにくさはあるのですが、岩に例えると大きな一枚岩のような基礎が出来上がります。
貴重なノウハウなのでたくさんはご紹介できません。
今日は、基礎断熱と一体打ちの作り方や効果、オーナーさんの満足度など実績に基づいた生の声を聞くことが出来ました。
宮崎社長もおっしゃっていましたがベタ基礎の一体打ちに取り組んでいるところはほとんどないそうです。
工務店さんもいいのはわかっているけどそこまで基礎にこだわりきれないところなのでしょう。(住まい手としてはこだわってほしいところでしょうが)
そんな中で作りづらい一体打ちに長年取り組まれ、蓄積された貴重なノウハウにもかかわらず、快く見学させていただきましてとても勉強になりました。
ありがとうございました。
今回見せていただいたノウハウを参考にして一体打ちのベタ基礎を山梨の寒冷地でも、ログハウスでも進化させていこうと思います。
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(beleaf) 2011年12月 6日 17:49 | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
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セキュリティー
6年前に新築工事をさせていただいたN様からサッシのガラスの交換依頼の電話を受けました。
お話をうかがっていますとどうやらガラスを割られてしまったようです。
早速現場を訪ねるとまさに内側から戸締りをするクレセントの部分ですね。

幸いペアガラスだったので外側だけ割って、内側は割らずに逃げた模様です。
ペアガラスで良かったです。
N様のお宅は大きな通りから一本入った車の通りは少ないですが通り沿いのお宅です。
たまたま洗濯物干しの陰になり、身を隠す場所もあったからでしょうが・・いやですね。
出来るだけ建物のまわりには人が身を隠すことができるものは無いほうが良さそうですね。
それにしても被害がこのくらいで良かったと思います。
住宅って犯罪に巻き込まれるかどうかは紙一重で、ちょっとした配置や配色、敷地内のガレージや倉庫の配置を考えることは犯罪防止に有効な手段だと思います。
そこで今回はセキュリティーにまつわるお話です。
一つはご存知の方もいらっしゃるかと思いますが「ブロークン ウインドウズ理論」、そのまま訳すと「割れ窓理論」と呼ばれています。
これは一枚の割れたガラスを放置しておくとそこは管理されていない場所と認識されて犯罪心理が近づいてくるという考え方で、アメリカの司法刑事学者のケリング博士により提唱されたものです。
この理論をニューヨーク市のジュリアーノ市長が実践をしてニューヨークのイメージを変えていったといわれています。
放置された一枚の割れたガラスや落書き・・・
これは人目に付く、付かないにかかわらずその場所の管理状況を表すといわれています。
住まいのセキュリティーを考えると家の周りはできるだけさっぱりと小綺麗にしておくことが大切ということですね。
つづきましては絵本を一冊ご紹介します。
「3びきの かわいい オオカミ」 という絵本 です。

どっかで聞いたことあるタイトルですが、そうなんです「3匹のこぶた」の逆バージョンですね。

3匹のオオカミたちが悪い大ブタから住まいを守ろうとしていろいろな方法で安全な家を作ろうとしますがことごとく壊されてしまいます。
そうして最後にオオカミたちが選んだ究極の安全な家とは?
「きっと ぼくたち、いままで まちがった ざいりょうで うちを つくってたんだ。」
といって、最後に選んだおうちがとっても素敵なおうちなんですね。
下の写真は物語の最後のページですが、なんだか オオカミたちとおおぶたが仲良くお茶を飲んでますね。
住まいをつくるときにもつくってからもとても参考になる絵本だと思います。
ぜひ図書館などで見かけたら手に取って読んでみてくださいね。

と、いうことでセキュリティーにまつわる「ブロークン ウインドウズ理論」と「3びきの かわいい オオカミ」のお話でした。
皆様のお住まいの安全に少しでもお役にたてれば幸いです。

(beleaf) 2011年10月28日 07:07 | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
晴天に恵まれてログハウスの棟が上がりました。
かねてよりご報告しておりました八ヶ岳でのKOJIMAさんファミリーのログハウスが本日上棟となりました。

今日は朝から雲一つない晴天に恵まれて作業も順調に進み、ランタサルミの大屋根の平屋モデルPUISTOの形が見えてきました。
こうしてみると八ヶ岳に似ていますね。
屋根が出来て木製サッシが入ると、またまたカッコよくなりそうです。
カッコいいばかりでなく、寒冷地での水抜き不要、基礎断熱での地熱利用・24時間全館暖房のログハウスです。
小さな手間のかかる工程を重ねるだけに素敵に、快適に仕上がるのが楽しみです。
日々重ねる工程はこちらの進捗状況で詳細を報告していますので引き続きお楽しみくださいね。
この青空と大工さん達に感謝です。
(beleaf) 2011年10月26日 13:14 | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
基礎現場見学会へのご参加ありがとうございました
土日を利用して計画しました基礎現場見学会はお天気にも恵まれまして予定通りに行うことが出来ました。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

この度の基礎工事はタイト・モールド工法という断熱型枠を使用した基礎断熱・ベタ基礎一体打ちを可能にした新しい工法を採用した基礎工事になります。
ちなみにベタ基礎の一体打ちとは下の写真のような作業になります。
通常のベタ基礎は職人さんのいる足元のコンクリートを打設して固まってから左上のところでコテでならしている「立ち上がり」と呼ばれる部分を打設する2度打ちが一般的なのですが、下の写真でもわかるように一度の作業で足元の土間と立ち上がりを打設するのでコンクリートを一体で打設することができます。
これを「一体打ち」と言います。

こうやって一体で打設すると、下の写真は今回の台風の大雨が溜まった状態ですが、これだけの水圧でも水は漏れる気配がありません。
水が漏れないということは外側から水が浸入する心配もない一体の強い基礎というわけです。

それでさらに基礎のまわりを断熱材で覆うことで地面にもともとある地熱エネルギーを利用することもできます。
強くて(地球に)優しい基礎ってわけです。
また、防蟻処理された断熱型枠を利用して下の写真で見える外側の白い部分で床下の断熱をしますので床材の下に断熱材は入れず、居室と床下は同じ空間として扱います。

基礎で断熱された床下の温度は北杜市あたりでは冬場+8℃くらい、夏場は+22度くらいでプラスマイナス15℃くらいです。外気温が-10℃から+33℃くらいだとすると床下の温度は年間を通して安定しています。
おおむね床下の温度は夏場の外気温-10℃と涼しく、冬場の外気温+10℃と暖かいです。
この地熱が室温の安定に役立ってくれます。
まだ基礎の段階ですが建物は100%木で作るランタサルミのログハウスです。
地熱の効果はご存知なくても木材が湿気を吸ったり吐いたりしてくれるおかげで快適な住まいづくりに適していることはご存知の方も多いかと思います。
つまりU様のお宅では床下で地熱を利用して温度を安定させて、建物では木材を利用して湿度を安定させてくれるので自然の持っている力が住まいのランニングコストを抑えてくれる自然のエアコン付の住まいというわけです。
(しかも外観もかっこいいです)
これから先、地熱や木材の力で作られた快適な空間を保つためには太陽熱をまともに受ける屋根面での断熱・遮熱工事やすきま風を管理する気密性などが大切になってきますがそれはまたその時にご説明しますね。
地球にやさしくエネルギー消費の少ないスマートな住まいってのは自然を利用し、共存した住まいってことですね。
強い基礎と強い建物から出来上がる快適な空間。
ログハウスはさらに進化していきます。
それでは八ヶ岳でのタイト・モールド工法を採用した基礎現場見学会のご報告でした。
(beleaf) 2011年9月12日 17:44 | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
基礎の基礎
今回は住宅基礎のお話です。
住宅基礎のツボについてできるだけ簡単にご紹介します。
まずは掘削から。
一般的に住宅は基礎が支えていると思われがちですが実は掘削した地盤面が住宅(と基礎)を支えています。
ここからが構造物。となります。
だから掘削幅や地盤面を丁寧に掘削して掘削後の転圧(締固め)を重ねていきます。


基礎のまわりの埋戻しの土が最小限になるように基礎の掘削幅はできるだけ狭く、丁寧に掘削しています。
「雑で広い」掘削でも仕上れば同じですが似て非なる基礎に仕上がります。

砕石を敷いてステコンを打設します。
ステコンは基礎の原寸墨を出すために打設するコンクリートで墨出しとも呼ばれます。
基礎と住宅の重みを支える部分です。
基礎の底盤部を丁寧に作ると基礎の完成度が上がり、基礎の完成度が高いと住宅の完成度も高くなっていきます。
続いては鉄筋とコンクリートについて。
ご存じのとおり基礎のコンクリートの中には鉄筋が組まれています。
コンクリートと鉄筋はお互いの欠点を補い合うことでお互いの長所を生かすベストパートナーといわれています。
たとえばコンクリートは押しつぶそうとする圧縮の力には強いのですが引っ張られる力には弱い。
鉄筋は引っ張られる力には強いがサビには弱い。
そこでコンクリートの弱点を補うために鉄筋を組んでコンクリートの中に入れます。
鉄筋はコンクリートのアルカリ性に守られて錆びることなく、コンクリートは鉄筋を入れることで引っ張りの力から守られるわけで、とてもいい関係です。
二つの素材が重なり合うことで、さらに強い構造物となっていくわけですが、コンクリートは時間の経過とともに中性化するといわれており、中性化から鉄筋を守るため鉄筋は必ずコンクリートに60mm以上入っている必要があります。

これを「コンクリートかぶり」と言いまして、このかぶりが少なく鉄筋がコンクリートの中で錆びて膨張すると内側からコンクリートを破壊するといわれています。
ベストパートナーだった鉄筋とコンクリートもきちんと施工されなければ仲が悪くなってケンカしてしまうわけです。 コンビ解消ですね。

続いてはコンクリートにかかる引っ張りの力からコンクリートを守る鉄筋の役割です。
鉄筋はつなぎ目無しで組まれることが理想ですが建物が大きくなればつなぎ目は出てきます。
その場合は鉄筋径の40倍の長さを重ねることで1本の鉄筋とみなすことができます。
13mmの異形鉄筋を使用する場合は13mm×40=520mm以上の重なりで1本とみなします。

地震などの時に力のかかる基礎のコーナー部分などは鉄筋を折り曲げ加工します。
お互いの鉄筋を折り曲げて力のかかるコーナーのコンクリートが割れないように補強します。
通常300mm以上、それぞれに曲げてコンクリートを補強します。


丁寧に配筋されるとコンクリートがしっかりと鉄筋を守り、守られた鉄筋がコンクリートの弱点を補います

コンクリートが打設されました。
鉄筋はコンクリートにより守られ、コンクリートは鉄筋の力で引っ張られても割れることなく、力のかかる場所はさらに鉄筋で補強されています。
木造や鉄骨造とかと並んでRC造というのを耳にしたこともあるかと思いますが、このRCとはReinforced Concreteの略で補強されたコンクリートという意味です。
異なる二つの素材を組み合わせることで出来上がる強い構造物で、耐震性を持ち、建物にかかる重さを地面に均等に伝える役割もします。
逆に、丁寧に施工しなければお互いの素材の弱点だけを持った構造物になってしまうのもお分かりいただけるかと思います。

埋戻しを終えて、基礎が出来上がりました。
掘削の幅を最小限にすると埋戻しの柔らかい土の部分も最小限ですみます。
仕上がってしまえば地面から数10センチしか見えませんが丁寧に作ることでベストパートナーが手を組んだ強い基礎が出来上がります。
TVなどでよく見る中古住宅購入後の耐震検査で「この家の基礎には鉄筋が1本も入っていないですね」などと言われている基礎でも見た目は変わらないので、しっかりと記録を残して住宅の資産価値の向上に努めていきたいものです。

あらためて始まりの地面です。
私はこの地面の上に立つのがすごく好きで、完成後のお宅でお茶などをいただいている時も、なぜか始まりの基礎底を思い出してしまいます。
で、この写真からお茶の時間までの道のりを一通り思い出すのを密かな楽しみにしています。
ということで、話がそれてしまいそうなので、
簡単ですが基礎工事の基礎のお話でした。
もっと詳しく見たい方は、ベタ基礎や布基礎などの基礎の種類や基礎断熱、地熱利用、土壌蓄熱式暖房サーマスラブなどの詳細を
「基礎工事の施工例」にまとめましたので関心のある方は見ていただければと思います。
完成現場の施工例は見れても、なかなか基礎のなかみをあからさまに見れるサイトは少ないと思いますので参考になれば幸いです。
(beleaf) 2011年8月29日 11:29 | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)


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