1年点検

今日は白州町のS様宅に竣工後1年目の点検に行ってきました。

建物に不具合の出る可能性として高いのは完成引渡し後1~2ヶ月の初期不良と、それを過ぎると四季を一回りする1年目です。

一年目を過ぎると四季を通しての雨や雪・風・太陽などの影響を一通り受け、木材も落ち着きはじめ、お客様の使い方も定まってきますので、一年目の点検は住宅の歴史にとっても大切なポイントであり、ある意味施工者としてはここではじめてお客様に安心してお引渡しが出来るかなと思えるマイルストーンでもあります。

 

園部邸外観.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地鎮祭・着工・上棟・竣工などと同じように良い日を選んで行います。

住宅は目に見える力を注いで作りますが目に見えない力にも守られているという思いからです。

 

園部邸玄関.jpg

 

お庭もずいぶん手入れされており、きれいに使ってくださっていました。

外壁の杉板も太陽をたくさん浴びている割には反りも少なくよい状態です。通気層を取っているのが良いのだと思います。

外部の点検は外壁の状態、基礎のクラック、コーキングの状態等を目視で点検します。

園部邸室内.jpg

 

 

室内は床下の点検をし、土台の束がはずれていないか、漏水が無いかを点検し、また小屋裏を点検し、ボルトの緩み、雨漏り等を点検します。その他は建具の調子と壁紙の様子を見ます。

壁紙に小さな隙間がありました。

お部屋の中もきれいに使ってくださっていました。

 

 

 

 

 

 

建物は全体的に完成引渡しのときとほとんど様子が変わらずお庭が整備されたことでますます素敵なお宅に成長していました。

点検後、初夏の森を眺めながらおいしいお茶をいただきました。

点検で問題が無かった事と「丁寧に作っていただいてとても満足して暮らしています」とのお言葉にとても嬉しいお茶の時間を過ごせました。

 

園部ティールーム.jpg

 

 

 

 

 

  

デッキのひさしに設けられたティ-スペースです。

「お茶もだけど食事もここでしている」そうです。確かにここでの食事は気持ちが良さそう。

小鳥達もたくさん飛んできて 施工者としても至福の時間でした。

 

 

 

S様、安心して使える家だと思いますので末永く大切にお使い下さい。