HOME > 施工例 > 北杜市長坂町S邸 > サーマスラブ工事
午後になってもスラブの温度は朝と変わりません。スラブ温度は安定して10℃です。外気が下がればそれだけ室内は暖かく感じます。感覚的には低めの設定の床暖房を使っている感じです。地熱ってすごいですね。この地熱を利用しながらサーマスラブの電力をコントロールします。
2010.01.19
室温は13℃まであがっています。陽射しの影響を受けない家の中央においていますが南側の陽射しの影響で室温はあがりました。この真冬の13℃は暖房機に頼らずに地熱と太陽の熱で得た無料で環境負荷のない暖かさです。室内にいてもそれほど寒さを感じません。
同じ日の午後の外気温です。7℃まであがっていました。
外気温-4℃に対して室温が7℃です。暖房を使っていない家で早朝7℃はすごいと思います。
外気温は-4℃でした。外気温-4℃に対してスラブ温度が10℃あるので家の中には熱源があるかのような暖かさを感じます。
サーマスラブの電源が入っていない状態でのスラブの温度です。真冬の朝7時40分に10℃あります。地熱があるからですね。実際家の中は熱源があるかのように暖かいです。これはすごい!
完成した室内の様子です。
電気が送られました。太い引込み線です。
2009.12.28
宅内へは埋設で引き込みます。
2009.12.26
電力容量が多いため敷地内に子柱を立てて配線工事をおこなっています。
2009.12.10
配管ヘッダーです。いくら基礎を断熱しても配管の貫通部分が多ければそれだけ断熱ロスが多くなります。そこで使用したのが配管ヘッダーです。家中の排水をヘッダーでまとめて1箇所から外に出します。掃除などのメンテナンスもヘッダーでやることが出来ます。給排水共にヘッダー方式を採用しました。
2009.12.09
使用した防蟻フォームです。蟻による食害を防いでくれます。
室内側も同じく防蟻フォームを使用しています。
基礎の貫通部は防蟻フォームを充填しています。
屋根裏には熱交換機能のついた換気扇を設置しています。新鮮な空気を屋根裏の温まった空気で温めて床下に吹き降ろすことが出来ます。
2009.11.26
天井面は高密度のウレタンを吹き付けます。屋根面で遮熱して天井面で断熱工事をすることで屋根裏の温度の上昇を防いでします。
床に換気口を設けます。温まったスラブの暖気がここから出てきます。基本的には床全体が暖かいのですがサッシの下など特に冷える場所には換気口を設けています。
2009.11.03
天井面でも断熱工事をしていますが屋根面でも遮熱用に30mmのカネライトを使用し、通気層を設けました。夏の暑さ対策です。
2009.10.16
サニーライトの施工状況です。つなぎ目部分はテープでしっかりとめています。
壁に使用した断熱材です。サニーライトの60mmを使用しました。
根太間に断熱材を入れました。3種Bの50mm厚の断熱材です。
2009.10.06
サーマスラブの場合は施工後床下の掃除が出来ないので床下地の合板は施工後ゴミや埃が下に落ちないようにテープで継ぎ目を養生しています。
木曽のヒノキを使用した合板です。床下の点検が出来ないので防蟻性と床下の環境が良くなることを期待して使用しました。床下の空気を循環させるのでヒノキの持つ森林浴効果を期待しています。
根太組の様子です。通気を考えて大引きの上の合板下地は隙間をあけて施工しています。下地に使う合板も念のために木曽ヒノキ合板を使用しています。
土間コンクリートと基礎の立ち上がり部分に防蟻フォームを充填しました。床下が低く点検が出来ないので念には念を入れての施工です。
外壁の仕上げにはへーベルを使用しました。へーベルは断熱性が高いので内側にも断熱材を入れることで2重の断熱効果を期待しています。
2009.10.03
防水紙はいつものように気密テープで丁寧に貼り付けて施工します。
水切りの上に両面テープを貼って防水紙を貼り付けます。
アリダンテープを上から貼りその上に土台水切りを取り付けます。
アリダンテープを立ち上げています。この上からさらにアリダンテープをかぶせます。
プラ束で土台と土間コンクリートをつなぎます。コンクリートボンドとコンクリートビスの併用でしっかり固定しています。
2009.09.24
アリダンシートを敷き込みます。土台を敷いたらシートを土台に立ち上げてさらに上からもう一枚のシートを外側に貼ります。手間がかかりますが床下の点検が出来ないので慎重に施工します。
外壁に面する土台の下にはアリダン(蟻断という意味だと思います)シートを使いました。
土台のしたには防湿シートを使用しました。こちらは内側の間仕切りに使いました。
土台敷きが始まりました。土台はヒバ材を使用しています。
基礎の断熱に使用したスタイロフォームは紫外線に弱いので先に左官仕上げを行います。
2009.09.21
土台と根太の防蟻塗装にはホウ酸を使用します。床下の空間が100mmと狭く、後々点検が出来ないため4~5年で効果がなくなるといわれる揮発性の防蟻材では心配なのと床下の空気を循環させるため健康面の配慮でホウ酸を使用しています。家を守るために健康を犠牲にする家造りではやらないほうが良い気がします。
2009.09.19
土台と根太に防蟻塗装を行います。
土間は金コテを使って丁寧に押さえました。今年の夏は暑かったので散水養生を行いました。
2009.09.16
土間をならします。
100mm厚のコンクリートを打設します。サーマスラブから上の100mmの山砂、150mmの砕石、100mmのコンクリートが蓄熱体となって一度温まると冷めにくい構造を作ります。
砕石転圧後、防湿シートを敷き込みその上にワイヤーメッシュを並べます。配管が見えているにはスラブ温度を管理する温度センサーです。
砕石の転圧完了です。
2009.09.14
150mmの砕石を入れたらプレート転圧で締め固めます。
100mmの山砂を敷き終えたらその上に砕石を150mm入れます。
100mmの山砂を敷きならします。
サーマスラブの配管後100mmの山砂を入れます。クレーンを使ってあとは手作業で敷きならしていきます。
全体です。敷き詰められたパネルを暖めることで基礎内部の土壌ごと暖めるため家の中に温度差もなく一度温まれば冷めにくい構造になっています。
2009.09.10
出来上がってきました。
出来上がってきました。ここまでくれば雨に降られても大丈夫だそうです。
配管をペグを使って押さえています。
配管固定用のペグで配管を押さえます。
結線後ケースの中にコーキングを充填します。
透明のケースの中におさめます。
サーマスラブパネルと結線します。
配管スリーブの様子です。基礎にはあらかじめ配管経路にあわせて穴を開けておきます。
2009.09.09
配管スリーブに配線を行います。
パネルに透明の接続部材をビス止めして配管スリーブをつないでいきます。
パネルは現場搬入後通電のテストを行い、確認が出来たものからパネル図を見ながら並べていきます。
サーマスラブパネルです。このパネルに電気を流して基礎内部の土壌を暖めることで家全体を効率良く暖める暖房方式です。深夜電力を使って夜間に基礎内部の土壌を暖め蓄熱体として使うのでランニングコストが安く家の中に温度差が出来ないのが特徴です。
埋め戻しの地盤の上に30mm厚の山砂下地が出来上がりました。
2009.09.08
敷きならした砂に転圧をかけてサーマスラブの下地を平らに作ります。
砂をならします。
基礎の内部にサーマスラブパネルの下地を作ります。まずは埋め戻しの地盤の上に30mmの山砂を敷きます。
サーマスラブの構造断面です。基礎内部の埋め戻し後、30mmの山砂を敷いてその上にサーマスラブパネルを並べ、並べた後に100mmの山砂を敷き、さらに150mmの砕石を入れてから100mmのコンクリートを打設します。
基礎の外側に使用した断熱材です。50mmのスタイロフォームで蟻による食害を防ぐために防蟻処理を施した断熱材を使用しました。
2009.09.05
サーマスラブは基礎内部の地中を暖めることで家全体を暖めるため基礎の外側を断熱材で覆います。
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